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2006/06/04

『魔人竜生誕』感想

とりあえず1周クリアしました。
というわけで、世間的にはだいぶ今さらな感じもしてきましたが感想など。
分析するほど読み込んだわけではないので、読み終えた満足感の消えないうちに勢いで書いてみます。

もう魔人竜を購入するほどの濃いゲームブッカーなら既に遊び倒しているでしょうが、そんなこと言いながら私もやっと最近手をつけたくらいだったので念のため……




















 

フェイントです。

プレイが遅くなった理由を言い訳(何に対してだ?)するなら、
 ・ドルアーガ3部作がやりかけで、同時進行ではやりたくなかった。
 ・少なくとも1週目クリアまでは実際にサイコロ振ってのガチンコプレイを誓った。
 ・やるなら一気にプレイしたかった。
ということでタイミングを計ったというのもあります。

あと、プレイされた皆さんの感想からフラグマトリクス管理が結構大変そうだったので、記録用紙をどうしようかでも、だいぶ悩みました。
で、結局Excelで全パラグラフ経過記載という手法をとりました。
恥かきついでにさらしてみます。(コレは本当にネタバレですよ。)
http://rnn14tohoku.gozaru.jp/14/14.html

 

さて、感想。

繰り返される怪人との戦闘、技をつないで繰り出す必殺技!まさに特撮!
しかも、笑いありシリアスあり友情あり恋愛ありの何でも来い。

本屋で『魔人竜生誕』というちょっと硬めのタイトルや激シブカッコ良い表紙絵を見た限りでは、正直ここまでの内容は想像もつきませんでした。
せっかくなら『魔竜猛将ジーレギオン』というある意味ベタな名前で直球勝負、さらに初回特典で有名声優のオープニング主題歌CDでもつければ別マーケットの人々も取り込めて、そのうちOVA化されたかもしれない。(趣旨が違うだろ。)

 

続いて、個人的に連想したキーワードを羅列してみます。

ストーリー:
 『仮面ライダーSPIRITS』(特に仮面ライダーZX・村雨良)

全体的な設定:
 『強殖装甲ガイバー』

戦闘:
 体力赤ゲージになってから超必殺技でトドメを刺してこそ格ゲーの醍醐味。

萌え要素:
 天然系ひたむき少女(純愛)

別エンディング見たら全然変わるかもしれませんが。(笑)

 

システムについては、皆さん書かれているようにフラグマトリクスは大変でした。
ちゃんと遊び方にも書かれているし、結構気を付けて進めたつもりだったのですが何度か記入ミスをしました。

「書き換える」と「加える」の勘違いと、αとδの読み間違い……。

私は全経過パラグラフを記録してたので戻れましたが、実際にここまでやるのは結構キツイと思います。
最初から濃いマニア狙い撃ちなので初心者お断り(そもそも両立は無理だろ。)という割り切りなのかもしれませんが。
安易に読むだけプレイでは先に飛ぶパラグラフがわからず、きちんと遊ばせるシステムとしては成功だと思います。

 

あと細かいところですが、気になった点。

ゲームブックではその性質上、「読者自身がそのまま」主人公になりきるタイプの作品が多いと思います。(いわゆる、主人公は『あなた』だ!)
代表的なのはFFシリーズのように主人公はあまり喋らず無個性っぽいタイプですが、グレイルクエストのように最初から狙って読者をそのまま作品に引っ張り込むという奇抜な手法もあります。

一方で、明確な背景と性格付けがあり自己主張の強い主人公を使う作品については、読者はその主人公に「なったつもりで(小説を読むように)感情移入して」楽しむ比率が高くなると思います。
原作付きキャラクター物は大抵そうなるでしょう。

そして、この『魔人竜生誕』は後者だろうなあという感触に対して、

・地の文で、読者が意識されているような書き方
 「ここに『あなた』の分身となる一人の男がいる。」
 「攻撃に失敗したら以下を読まずに」
 「~で始まっていれば成功だ。そのまま読み進めること。」

・主人公が読者の存在を意識したように語りかけてくる
 「~、決めるのは俺であり……あなただ。」
 「俺の生神力ポイントを4増やせ。」

このあたりが、ちょっと語り手のスタンスに迷いがあるのかなという印象を受けてしまいました。

私見ですが、どうせなら徹底して読者無視で淡々と独白させて、あくまで明という主人公の物語を(映画を見ているように)読者という外からの立場で読み・遊ぶという方法を押し進めたほうが、より今までにない突き抜けた感じが出せたかもなあと思います。

ただ、お約束としてやっぱり『あなた』は外せなかったのか、もしかすると本書で初めてゲームブックに触れる人達への配慮として、敢えて書いたことなのかもしれませんね。

 

好き勝手にいろいろ書きましたけど、ゲームブックとしてとても楽しく遊ばせていただきました。戦闘自体がメインのようだけれど、実はその先の日常の生活の部分が楽しみでどんどん読み進めてしまう感じでした。
一番お気に入りの場面は、五七五でマトリクスがある値以上で進むパラグラフです。
好き嫌いはハッキリ分かれるでしょうけど。
甘かろうがお約束だろうが、良いものはイイ!

 

さて、これでやっとネタバレ記事が読み漁れるッ。
他の人がどう感じたのかを見て回る、これが読後の一番の楽しみです。
というわけで、遊んだ人はぜひ感想を書きましょう!

以下はネタバレデス。

 

☆☆☆

……主人公の名前の由来、初代『ゴジラ』主演の宝田明からキテるとみた!

(大ハズレ)

 

(2006/06/06 追記)

ネタバレ巡業に出ていたところ、とんでもないほどの後追いっぷりが発覚し、さみしいそして悲しいいっそやさしいセレナーデ。
http://d.hatena.ne.jp/junalow/20060329

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コメント

「最新本にコメント!批評n比較。」さんのところから来ました。ドルアーガのゲームブックとは懐かしいですね。確か、昔マッピングしたのが自宅のどこかに眠ってるはずw

投稿: 松っちゃん | 2006/06/23 22:24

そうなんですよねー。なんといってもマッピングが楽しかった!
私も自作マップを書いてったら、最後にはファイル1冊になっちゃいましたよ。(笑)
(せっかくコメント頂いたんで、左上の写真でちょっとだけ公開。)

それにしても、あんまり直接は関連のないところから、リンクをきっかけに「ゲームブック」を思い出してくれる人がいてくれて嬉しいです。
こういうふとした繋がりがブログの醍醐味ですね。ホント。

投稿: ephemeris | 2006/06/24 02:34

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