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2006/12/29

戦わないなら生き残れねぇ。

松友健氏のサイトに不定期掲載中の「新作執筆現況」、その読み手向けに書いているサービス精神と独白(毒吐く?)の熱さ加減との割合が妙に面白い。
突き放して一方的に書いているようで、ちゃんと読み手を意識したネタ仕込み……もしや、ツンデレ?(違)

で、次回作のシステムについて触れられております。

>ここで断言しておく。次の作品にもフラグマトリクス(名称は変わるだろう)は使う。
>使うが、書き換えか加算かのどちらかだけに完全に絞り込む事にする。

!!
言い切っちゃいましたね~。
もしあのチャットログの意見を見たら「それなら掛け算、割り算まで追加してやるぜぇ~!」と来るのかと思ってました。
いや、ウソです。

ところで、書き換えと加算には、どんな違いがあるのでしょうかね?
■「書き換え」
:それまでの経過に関係なくある値へ統一させることが出来る利点がある。システム的には、分岐の集約に使えそう。
■「加算」
:まさに電源ゲームで言うフラグの蓄積(放課後3回一緒に帰れば親密度が上がって、次に学校で合った時に挨拶してくれるようになるとか?)を表現できる。
ある値に達していれば分岐。分岐の条件(○○以上)から、間接的にその分岐の意味合いや、自分のプレイの達成度合いをを知ることもできる。
また、プレイ中にどんな行動を取ればどの値が増減するかを分析していくことで、再プレイ時にある程度のコントロールが可能となる。

って、そんな単純なものじゃないですね。
実際には、『魔人竜生誕』ではさらに「フラグマトリクスの値に○○を加えた項目へ」というのもあり、項目ジャンプのキーも兼ねているわけで……私の頭では全然無理、理解の範疇を超えていました。

シンプルに遊びやすさだけを考えた場合は「書き換え」の方がミスは少ないでしょう。
ただ、多少足し算、引き算が合った方がゲームブック遊んでるっていう雰囲気出る気がしますけどね。個人的には。

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2006/12/21

なにも足さない。

なにも引かない。
じっくりと年月を重ねたウイスキー本来の味わいを、心ゆくまで堪能して頂きたい……

でもね、私はストレートより薄めの水割りが好き。
うん。でもそれ、水足しちゃってるよね。

ゲームブックの復刊についてもイロイロ議論のあるところだとは思います。
ひとくくりにゲームブッカーといっても、実際にはいろんなタイプの人がいるはずでして。

 ア)ゲームブック創世記から氷河期そして復活と、常に最前線をリアルタイムで戦い続けた歴戦の勇者
 イ)当時は好きな作品を選んで遊ぶ程度だったが、近年改めてゲームブック熱が再燃した覚醒者
 ウ)昔はむさぼるように遊んだものだが、今の復刊にはそれほど興味のないご隠居さま
 エ)近年の復刊で初めてゲームブックに接し遊び始めたチャレンジャーたち

また、その中でも

 1)ゲームブックを遊ぶ楽しさ
 2)ゲームブックを集める楽しさ
 3)ゲームブックを懐かしむ楽しさ
 4)ゲームブックについて語り合う楽しさ
 5)ゲームブックリプレイを人に見てもらう楽しさ
 6)ゲームブックに関連する情報発信・同人活動を行う楽しさ

等々、それこそ人の数だけ楽しみ方があることでしょう。

そして復刊を望む声としては、

 a)大好きだったが今は手元に無く、再び手に入れたい
 b)当時は買えなかった(買わなかった)が、遊んでみたい
 c)自分は持っているが、人に勧めたいので復刊して欲しい
 d)旧作の誤植やバグを修正してほしい
 e)新たなイラスト追加、新訳などでリニューアルされたものを遊んでみたい

代表的にはこのくらいでしょうか?
復刻度(オリジナル版の再現性)を重視する度合いは
a>b>c>d>e
となると思います。

ゲームブッカー全体的にはどの組み合わせが多いのでしょうね?
ちなみに私は
イ-1~6-b,d,e
という感じです。(私の思いで書いちゃってるからほとんど入っちゃうんだな)
ただし、復刊を望む声というのは作品ごとでかなりバラツキがあるでしょう。
私の場合、幸運にも欲しいゲームブックの大半は入手することができましたので、
後は完全再現を望むというより、+α要素の方が嬉しいです。

復刊問題といえば話題に上がるこの作品、ソーサリーについては、私は旧訳・新訳どちらも未着手なのでいまだにどっちから手をつけるべきか悩み中。
新訳が、かなり誤訳訂正などが入り洗練されているのはもちろん認識しているのですが、それですらあえて、かつて皆が熱狂した(誤訳も含めて)荒削りなその味わいを先に試して見たいという気もするのです。
(新訳からやったら旧訳をやる気がしないんじゃないかという恐れも……)

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2006/12/19

誰もが欲しがるゲームブック?

何か堰を切ったように、各所でゲームブック語りが行われておりますね。
さすがは裏通信効果。
ダイレクトな声はそれだけ人の心を動かすものだと思います。
だからこそ、私としては『魔人竜生誕』の作品としての位置付けをもう少し明確に、酒井さんの言葉で公式サイト上にぶつけて欲しいと思っています。

新作はもっと軽いシステムにしたらどうだろうかという意見(私もそう思っておりました。)に対し、酒井さんの

>何より、21世紀に再び開幕する、ゲームブックの新世紀年表の一番上に名を残す作品が重厚な造りで何故悪いのか、という思いが編集者にもあったんです。商業判断としてはそこに問題があったかもしれませんが、編集者はやはり商売よりクリエイター魂の方が前にくる人間なもので、ゴーということになりました。

こうした熱い気持ちをもっとストレートに出せば、感じてくれる人たちはきっといると思うのです。
むしろ、Wizardryの商品説明とかガレージキットのパッケージにある「この作品は上級者向けです」みたいな方向付けでも良いくらいだったのではと思ってしまったほどです。
では、どんなキャッチコピーをつけるのか?

 「新世紀に訪れたゲームブックの新たなる幕開け!
  歴代全ての作品すら超越する重厚なシステム、
  そしてマルチエンディングを超えたマルチストーリー……
 【上級者向け】完全新作オリジナルゲームブック 『魔人竜生誕』
 「きみ」にこの挑戦が受け止められるかッ!!」

……いや、私にコピーライター資質がないのはよく分かりました。
じゃあ、しかるべき許可とってコレでお願いします。

 「ピーキーすぎてお前には無理だよ」

Dsc02609

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