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2007/01/05

「ともかく頑張りな、ハンサムボーイ!

かつて、「ザ・スクリーマー」というPCゲームがありました。
1985年頃のお話です。

非常にカルトな人気を誇るゲームで、当時を知る人には今なお語り継がれるユニークな作品でした。
マッドマックス……というか北斗の拳風の近未来SFな世界観は、今見ても色あせない魅力を持っています。(1997年に第三次世界大戦が終結したという設定が時代を感じさせますが。)
このゲームについて熱く語るとキリがないので、ご紹介は愛のある専門サイト様に任せることにします。最高です。

「ashen to ashen」(ashenさん)
 「誰が見るのよ懐ゲー攻略集」というコンテンツ内に
 「ザ・スクリーマーの世界」(更新停滞中、とのことですが非常に味があります。)
http://www3.airnet.ne.jp/ashen/index.htm

「Rest In Peace ~電脳の安息所~」(AN-510さん)
 「GAME REVIEW」に、レビュー&攻略(完全MAP&詳細データ集。もう、完璧。)
http://www.geocities.jp/rip_gamer/index.html

(そしてなんとつい先日、レトロゲーム配信サイト<プロジェクトEGG>にて復刻されました。版権問題等、かなり難しそうだったのに。多くのリクエストと担当者さんの思い入れがあったんだろうなあ。)

 

で、本題に入りますとこのゲーム、2冊のゲームブックになっております。

Thescreamer

■『ザ・スクリーマー 魔塔バイアスの謎』(MIA)

『魔塔バイアスの謎』は、ゲーム製作メーカースタッフの手によるもので、プロローグとして東本昌平氏の漫画が60ページも掲載されております。(もちろんバイクも山ほど登場
これを読むだけでもどっぷり世界観に浸ることが出来ます。
さらに第1部もシーンごとに数ページの漫画が掲載。エンディングも10ページに渡る激動のクライマックス!

第2部はバイアスの塔のマップを見ながら、記された部屋のパラグラフを読み進める文字だけのゲームブックになっています。
しかし、移動は自分でマップのマス目をたどり、しかも6ブロック移動するごとに自分でエンカウント判定をするなど、原作のゲーム性を再現しているつくりになっています。
また、メーカ公式だけあって遭遇する敵モンスター表にも原作のゲーム画像が使用されていることなども、原作ファンにはたまりません。

ただ、単体のゲームブックとしてみた場合、完成度はいまひとつです。
というより、正直第2部のパラグラフの繋がりがめちゃくちゃで、いきなり別の部屋にワープしたりします。それ以前に、部屋にドアの記載がないのでどの通路からどの部屋に入れるのかすら分かりません。まともにクリアは難しいです。

 

■『ザ・スクリーマー』(JICC出版局)

一方、JICC版は戦闘方法こそちょっと複雑ですが、オーソドックスなゲームブックです。
しかも、MIA版にはほとんど未登場の原作NPC(スクリーマー)達がたっぷり登場して、それぞれのキャラクターが存分に発揮される魅力的な展開を持っています。
また、ゲームブックオリジナルの脇役や独自の解釈による設定など、原作とはひと味違ったストーリーを楽しむことが出来ます。
原作との最大の違いは、主人公に仇討ちを頼むヒロインと一緒に行動するところです。

ゲームブックとしては、即死ENDも結構あり、ラスボスの部屋へのパスワードは謎解きパラグラフジャンプになっているなど、やり応えのある難易度です。
敵モンスターとの戦闘が結構厳しいのですが、前半(バイアス潜入前)に上手く所持金を増やせれば、良い装備が買えるのでだいぶ楽になるでしょう。
最後がまた(原作と違い)映画みたいでベタなんですが、余韻を感じさせるいいエンディングだと思います。

 

 

さて、ドロシー!さん(「パラグラフの狭間で」)のゲームブックフローチャートを見て感銘を受けて以来、一度はやってみたいと思っていたのですが、数年越しで勢いをつけてようやく完成させました。

※ネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意願います。

『ザ・スクリーマー』(JICC出版局) フローチャート&MAP

後半のバイアス内部MAPはかなり創作入ってます。
フロアの広さも合ってないけどご愛嬌。これこそ、趣味の自己満足の極みですな。
実際、やっててすごく楽しかったです。

オマケトリビア
amazonの商品説明、『ザ・スクリーマー』と『アステカ』が入れ替わってます。

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コメント

始めまして、PC版「ザ・スクリーマー」の作者です・・・。
貴君ブログにてのお取り上げ、ありがとうございます。
私は現在もフリーランスとしてゲームの作成/プロデュースに
関わっておりまして、先日も「ゲームサイド」というゲーム情報誌上
にて元ファルコムの木屋氏と対談などをさせていただいております。
その際、やけぼっくいに火がついたと申しますか・・・。
今回、個人的なブログにおいて「ザ・スクリーマー」の
真伝小説の掲載などをイキオイで始めてしまいました(汗
なにぶんかなり過去の作品であるがゆえ、ストーリーとか
設定に不備な点も多く、やり残した感が高かったため、
クリエイターとしてのケジメをつけるべく新たにストーリーや
設定を書き下ろしていこうかと思っております。
もし、ご興味がございましたらヒマツブシ程度にご一読くださいませ。
遅筆の為、だらだらと更新していこうと考えております。
よろしくお願いいたします。

投稿: PC版スクリーマーの作者 | 2007/05/05 00:39

「レベルレッド!?」

『ゲームサイド』はまだ未チェックだったので、早速買いに走ります。
私の人格形成に多大なる影響を及ぼした三大タイトルが『レリクス』『ザナドゥ』『ザ・スクリーマー』でした。(Wizardryは海外部門で別格。)
そして、21世紀になってよもや『ザ・スクリーマー』の新展開が拝めるとは思ってもみませんでした。生きててよかった。

<真伝>ということで、BIASの成り立ち自体から新設定になっていますね。凄腕スクリーマー達も新キャラになるのでしょうか。(できれば、チョイ役でもいいのでMMの活躍が見たいです。)
バイオ系SFから超古代文明SF(?)への変更、今後どうなっていくのか非常に期待しています!

そして、ゆくゆくは『真伝ザ・スクリーマー』のゲーム化と、『ゲームブック版 真伝ザ・スクリーマー』の発売を夢に見ておきます(笑)。

投稿: ephemeris | 2007/05/05 03:26

レスありがとうございます。
スクリーマーの作者でございます。
若干ネタバレですが。
MMを含む、全てのスクリーマー達は、意外な形で
総登場させるつもりです。ご期待ください。
本日、プロローグに続き第1話をUPいたしましたが、
まだまだお話はこれからで、物語の核心部に向けて、
彼らがどのように動いてくれるのか製作者としても
楽しみにしております。
遅筆ですが、ガンバッテ更新していくつもりですので。
お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

投稿: スクリーマー作者 | 2007/05/06 02:02

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