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2007/11/10

難題10-ホルンヘルムの黄金の十字架をフォリンの人々のもとに戻せ

『国王殺害の大罪人、カスパーの男爵ターグとその妻ダヴィナが捕らえられた!』
知らせは矢のごとくレンドル宮殿へと伝えられた。
そしてすぐさま国中の人々に忘れ得ぬ怒りを改めて思い起こさせるとともに、僅かの安堵と消えぬ悲しみを運び広めていった。
また、この解決がタンタロンの難題に挑戦している名も無い冒険者の功績だということも噂になっていた。しかし、それが君なのだということをすれ違う人々が知る由もない。
裏切り者には、いずれ正式な裁きが下されるであろう。今はただ、次なる探索へと進むのみだ。
 
 
君は南西へと引き返し、再びフォリンの町へとやってきた。
フォリンの住民の間でほとんど伝説的存在となっている勇士ホルンヘルム。
だが惜しまれることに、スキンの戦いでのガランタリアの勝利と引き換えに、彼はその英雄譚の幕を閉じたのだ。
しかし、その勇猛さはこれから先、幾世紀にもわたり誇りとともに語りつがれることだろう……

恐れを知らぬ剛勇で知られたホルンヘルムであったが、一方で非常に用心深い一面もあった。敵の侵略に備え、彼個人の財産を密かに地中深く保管していたのである。
しかし、あまりに突然だった彼の死により、その財宝と伝説の黄金の十字架のありかは誰にも分からないままとなってしまったのだ。

ただ、幸いにも君はホルンヘルムの妻セレンドラの信頼を得て、秘密を探る唯一の手がかりとなる巻物――謎めいた暗示の書かれた地図を託された。
翌日、君は夜明けと共にウィンドスウェプト荒野に到着した。はたしてホルンヘルムの財宝を探しあてることができるだろうか。

Task10

ウィンドスウェプト荒野のもっとも高い木から一番近い道に向かって歩け。
右に向かって道なりに進むと橋に突き当たる。
橋の下を流れる川の上流に向かって歩き、川をへだてた二つの建物の並ぶ地点まで進む。
それから東を向いて道に出会うまで歩く。
その地点からつぎの建物までの中間点にあたる木の下を掘れ。

財宝の所在を探りあてたらつぎの問いに答えよ:ウィンドスウェプト荒野でもっとも高い木のまわりに生えている木の本数を数えよ。

おのれひとりのために宝を掘り出す者にはホルンヘルムの霊が永遠に呪うことになるだろう。発掘された宝のすべてはフォリンの人々に帰す(本文ママ)べきである。

 

 
以下はネタバレです。

☆☆☆

用意周到なホルンヘルム卿のおかげで、宝探しが楽しめるというわけです。
宝の地図ってロマンですよね。グーニーズとか。

Dsc03610

でも、その地図に自分の霊が呪うぞって書いちゃうところがステキ。まあ、本人が生きてるうちに使われることはないからでしょうけど。

ということで、今回はヒントを頼りに地図から場所を特定する問題です。
ただ、イラストの方が意味ありげ過ぎてちょっと詳しく見てみると……

・中央橋の上に、朝霧でぼーっと浮かぶ槍を手にした騎士。って、どこかで書いた気がしたのでさかのぼると、表紙裏に似たような絵があったと覚書メモが。けど直接は関係なさげ。
・建物、川、橋と、袂の木と石碑からイラストの場所が地図の中央付近だと分かる。
・川の流れる方向は、水面から突き出でた石などから向かって奥側へ白い泡が描かれているので手前が上流/奥が下流。イラストの橋や建物の位置関係から、地図左側が上流/右側が下流と判明。
・建物の屋根にうっすらと五芒星が5つ。タンタロンの帽子のイメージ?
・薄明かりな感じで微妙だが、石碑から左斜め手前に向けてうっすらと影が伸びている。ということは、奥側が朝日なので手前の影が伸びている方向が西の方角。よって、地図の下側が東/上側が西。
・岸辺に、石と同化するようにひっそりと老人が腰掛けており、かたわらに剣。
・その老人の足元から水面に映る隠し絵のような鷲。

Task10_01

……と、この時点で非常にヤバイものに気が付いてしまったのです。
ネタバレにもほどがあるのでひらがな反転で書いておきましょう。

※警告※
ここから先に、『魔術師タンタロンの12の難題』に関する重大なネタバレが記載されておりますので、ご注意願います。

!よるあていか かにな に んけ
。あなたきで つさんい くよ でじも なさいち なんこ
。たっびび でじもうょしくご とっも がうほのょしんげ らたてっもお と
?のーねゃじんうゃちけと がぞなのごいさ ばれべらし をとこるあていか にここ

さておき。

問題は、スタート地点が分からずにその行程だけが示されており、条件にあう箇所が一つだけ見つかるというものだと思われます。
よって、手がかりから仮定して順番に場所を特定していく方法が使えそうです。

というわけで、巻物の指示から特定できそうな場所を洗い出します。
川をへだてた二つの建物の並ぶ地点
これは、地図上ではっきり分かる地点として、左上(アとする)と中央(イ)の2箇所です。

ここから問題文前半部分で木立を絞り込んでみましょう。

木立の数は、本数でいうと1本(aとする)、3本(b)、4本(c)、5本(d)、6本(e)、7本(f)、8本(g)、12本(h)の8箇所。
それぞれから、実際に一番近い道を(向かって)右にたどり橋から上流(地図左方向)に向かってみる。

■アにもイにも到達できない:a,c,f,g,h
■アに到達:d,e
■イに到達:b

既にだいぶ絞れました。
ただし、ここで2つの場所からアに到達してしまっています。
もし建物の並ぶ地点の正解がアだとすると、d,eのどちらかを選択する条件が必要となりそうです。

では続いて問題文の後半にいきます。
それから東を向いて道に出会うまで歩く。
その地点からつぎの建物までの中間点にあたる木の下を掘れ

ア:
地図下方向に進んでいくと、道にぶつかることができました。
つぎの建物」がいまいち特定できませんが、ア左側の建物との中間地点くらいに低い木があります。

イ:
建物自体が地図上下方向に並んでおり、下側の建物まで道が続いています。
そのため、東(地図下方向)に進むといきなり建物にぶつかり、もしそれを迂回したとしてもすぐに道にぶつかってしまいます。
よって、その場所と建物の中間地点に木はないので、イは候補外ということになります。

ということは、d,eのどちらかが正解となりそうですが、問題の前半部分をいくら読んでもd,eを条件付けるヒントを見つけることができません。

それでは別の切り口でと、歩いて川を渡れないという制限を試してみても、どちらも東へ進んで道までたどりつくことができません。
ひょっとして川の上流下流が逆なのでは、と試してもアに到達できる場所はなし。
もしかすると東の方向が間違っているのか?
イラストの方は実は夕方で、石柱の影は夕日に照らされたものだとすると東西逆になるけど……それでもア,イ共に「中間点にあたる木」の条件にハマりません。

んー。手詰まり。
どうしようもないので、原書で問題文を確認してみることにします。

原書では、「つぎの建物」は「the nearest building」となっており、どうやらアの建物のように判断できます。
木の下を掘れ」は「dig under a bush」とあるので、低木(やぶ、茂み)もあっているようです。

しかし、d,eを選択する決め手が無い。

Task10_02

限界です。

ということで、ついに禁断のアレに手をだしてしまいます。
そう、『ウォーロック Vol.18(1988年6月)』のヒントです。

多少の挫折感を味わいつつ記事を読むと……

・上流下流はイラストから判断する。
・ウィンドスウェプト荒野に着いたのは夜明け(=朝日)
・巻物の指示通りに検討していけば、木にいたる道は一本しかないことがわかる。

うーん。これまでの推定の裏付けにはなったのですが、d,eの決め手にはなりませんでした。

ということで、散々悩んではみたのですが、とうとう【難題10】は結論出せずのギブアップ!
回答としては、d(5本なのでまわりには<>)またはe(6本なので<>)のどちらかということで保留とします。

あー、悔しい。

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