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2008/01/20

ゲームブック・オールタイムベストテン

ローンウルフ・リプレイブログ「アリオッチ!アリオッチ!アリオッチ!」の夜音さん主催の新春特別企画
「ゲームブック・オールタイムベストテン」
http://d.hatena.ne.jp/nacht_musik/20080101
に参加してみました。

こういうお祭り大好きです。でも選ぶのにめちゃくちゃ時間がかかりました。
結局、ゲームブックとしてのシステムの良否とか難易度とかは全く気にせずに、単純に今現在思い入れがある作品ということで選びました。
人に勧めたいゲームブック、じゃなくて自分の好きなゲームブックですからね。

■第十位
『魔人竜生誕』(創土社)
だらーっと流し読むことが出来ないばかりか、数値管理がしっかりしていないと先に進めなくなるという究極のグータラプレイ防止システムを実装。
それでいてバグらしいバグが一つも見つかっていないという点が脅威的。
ガチプレイしないと真価が分からんと、好き嫌いがはっきり分かれる作品。それも作者の意図どおりなのでしょうけど。

■第九位
『凶兆の九星座』(国際通信社)
大人になって、初めて本格的に挑戦した硬派作品。
全ルートフローチャートを書いて解析なんてやってしまったのも、この作品のおかげ。
練りに練られた構成や文体はやはりお見事。
ただ、浅いFFファンの私は、まだ内容の1/3くらいしか楽しめてないんだろうな。

■第八位
『ザナドゥ』(JICC出版局)
ファンタジー風景画集・建物画集としても使えるようなカッコイイ絵満載。
なにより、大判を活かした見開きのボス級モンスターイラストがすごすぎ。
原作の、隣の部屋に入った瞬間にBGMが変わり、ディスクの「ギー!ガッガガッ!」って音が聞こえたときの緊張感が蘇ります。

■第七位
『ブラッド・ソード 1 勝利の紋章を奪え!』(富士見文庫)-ブラッド・ソードシリーズ
ソードワールドに浸かってた時期に、「一人でも本格RPGができるのか!」と感激しました。

■第六位
『ウィザードリィ 魔術師ワードナの野望』(双葉社)
大人になってからやり直してみると、子供の頃の記憶とはちょっと違ってました。
ゲームブックとしてはアレ?という気も。
ただ、思い入れはすごく強いんです。
これも、PC-98版やり倒してたからそのイメージで補完して遊んでたんだろうなあ。

■第五位
『シャーロックホームズ 10の怪事件』(二見書房)-シャーロックホームズシリーズ
作り,雰囲気,仕掛け,謎……一つの作品としての完成度は断トツだと思います。
時代と作者と出版社という要素がピッタリはまったんでしょう。

■第四位
『レリクス 闇からの侵略者』(勁文社)
PC版やったことが無い人には、たぶん不親切な作品。
原作を知っている人には、色々アレンジはされておりますが、ほとんどのイベントが「あったあった」となる。
(ちなみに、ファミコンのディスクシステム版はトラウマになった人が多いらしい。)
フロア構成を感じさせる要塞内部の構成や、高低差を存分に堪能できる地下迷宮がすばらしい。
また、挿絵は人物イラストで好みがわかれそうですが、かなりの割合で岩壁とか地下水路とかだけだったりして、洞窟マニアにもお勧め。
ちなみに、全編双方向できちんとマッピング可能です。
あまり評判聞いたことありませんが、個人的にかなりお気に入りです。
内輪ネタっぽい内容ですが、隠しパラグラフも凝ってました。

■第三位
『悪魔に魅せられし者』(創元推理文庫)-ドルアーガの塔シリーズ
マッピング!その一言に尽きます。

■第二位
『ドラゴンの洞窟』(二見書房)-ドラゴンファンタジーシリーズ
シリーズ中一番好きな作品。
見開きの洞窟一杯に群れてるドラゴンと、中でも一番でかい真鍮のドラゴン(セクション160)が最高。
あと、絶壁にしがみつくドラゴンがかわいい。(創土社版ではカットされてて残念)

■第一位
『ザ・スクリーマー』(JICC出版局)
何やら、やたらと熱く語ってるのでこちらで。
http://ephemeris.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_7219.html

■その他特選(順不同)
『FALCON 1 追え!裏切者の時制官』(ホビージャパン)
巻頭で紹介される、10項からなる「TIME特別エージェント用標準装備」がたまりません。特に「耐環境スーツの外面図」だけでもご飯3杯はいける。

『オルフェウス作戦 海上原子力発電所を奪回せよ!』(光文社文庫)
原発テロへと巻き込まれたシステム設計担当者というハードな展開。
出だしの公安取調べ室での殴られっぷり(椅子ごと吹っ飛び壁にふつかる)とかもうバイオレンス。
パラグラフ1からして「首までふきとんだ死体から装備をはぎとる作業を終えた時には、二の腕まで血にまみれていた。」
建物のフロア透視図,断面図,階層別平面図だけで20頁もあるという、【海上原発「わたつみ」図解アトラス】だけでご飯4杯は……
タチコマのイメージソースになったとかならないとかいう六脚ロボットのオッド・ジョンがキュート。
「あなたの命令でたちむかうことができるます」(←いやそれ誤植だろ。)
あと、実生活でちょっとだけ関連した仕事やってるので、かなり詳細に描写されるデッドエンド時のメルトダウンが笑えない。

『F-4Jファントム ラインバッカー作戦』(光文社文庫)
あの有名な、60頁にもわたるブリーフィングでご飯……
巻末の「救難ヘリ接近時の被救助搭乗員の手順」も見逃せない。

『戦闘宇宙艇SRV-4B シャングリラ作戦』(光文社文庫)
空軍基地の見開きイラストがかっこよすぎ。
参考文献を見ると、製作陣の本気度が分かる気がする。

以上の3作品を”ワールドフォトプレス作戦シリーズ”と勝手に命名してます。
なお、『秘密諜報大作戦』は上記作戦シリーズには含まないのでご注意を。
無限ループが後書きで「仕様」とうたわれる迷作です……。

『爆走バイク! アメリカ大陸横断レース』(光文社文庫)
小粒だけれどもサラっと遊べる良作。
特に難しい計算バトルもなく、時間のポイント管理と運試しがある程度。
最初に愛車を選ぶとき、往年の名車がずらっと出てきてバイク乗りならニヤリとできる。

『伊達政宗 独眼竜の野望』(学研)シミュレーション歴史ブックス 名将と合戦シリーズ
微妙に子供向けだなあという所もありますが、歴史を変えて政宗に天下を取らせるまで思わずがんばっちゃう。
織り込み大マップを見ながらプレイする「合戦シミュレーション」があり、有名な戦を題材ににわか兵法を学べるのもちょっとお得感が。

===
こう並べてみると、原作付きが多いですね。
元になる世界のifとかアレンジの違いを楽しむってところが好きなのかな。
また、次点に並んだ作戦シリーズをみると、自分の設定好きが浮き彫りになりますね。
ゲームブックじゃないけれど、『タイタン』『モンスター辞典』『マグナマンド・コンパニオン』『ザナドゥ・データブック』『ザナドゥファイル』……こういった設定本がたまらんのです。
そういえば、二見のタイムマシン操作マニュアルもいいですね。

☆☆☆ 

 

総論:洞窟萌え。

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コメント

参加ありがとうございます!
JICC作品には意外と名作が眠っているのですよね…

投稿: 夜音 | 2008/01/20 19:26

そうなんですよね。でも何故か知名度が低いというか、話題にのぼったことすらほとんど無い余りにレアな作品とかも。JICCコレクションコンプリートは難しそうでございます。

投稿: ephemeris | 2008/01/21 00:23

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